MTV Video Music Awards 2016 の極私的感想
今年のVMAには3つの「あれっ?」がありましたー。
まず
「あれっ?これBET AWARDS?」
※BET AWARDSとはアフリカ系アメリカ人や他のマイノリティの人々に対して贈られるアメリカの文化賞。
たしかに2016年のアメリカでは、黒人の少年4人が非武装であったにも関わらず
警察に射殺されるという悲惨な事件が起きてBeyonceとかほかの黒人アーティストが色んなアクションをおこして話題になったということを考慮してか、全体的なカラーはやっぱりブラックな感じ。(Beyの顔がタイラ・バンクスに見えたのは僕だけ?)
そしてふたつめが
「あれっ?マイクの調子悪い?」
たまにこういうアワード系にあるけど、マイクかスピーカーの調子悪ない?みたいな。
Ariana(前髪あるのめっさ可愛いけど彼氏ゼッタイBig Seanのほうが格好いい)の時点でだいぶこもってるし、そのつぎのFutureのときとか最早なんも聞こえない。
いちばん言いたかったのはこれ。
「あれっ?今年の特別功労賞ってRihannaと違うん?」
毎度パフォーマンスへのプロ意識のクセがすごいBeyonce、今回も普通にライブ以上の凝り方でやっぱすげえなぁって思ったけど、
Ririより目立つのやめたげてぇ・・・
Rihannaはリアーナで、数年前のことを考えたらここまで来れたのはほんとに良かったなぁぁぁって感動した。
なんかキャリアの4つの面をピックアップしたみたいだけど全部むかしのMTVへのオマージュを感じてうれしかった。ていうかはやくDrakeの熱烈ラブコールに答えたって。
ひとつめでも言ったけど、Beyonceはかなり政治色をパフォーマンスに込めるからメッセージ性もピカイチで、その精度も頭三つ分は飛び抜けてる。
周知の事実だけどBeyonceがしているのはPOPカルチャーの蚊帳もR&Bの範疇もとっくに超えてる。だからスポットライトと大勢のダンサーを背後に構えると最早、神様みたいに見えるのは当然だなぁー。
けれど実際のところ、あまりにも高い芸術性とあまりにも濃い政治色や平等意識が、単にMマドンナとブリトニーがベロチューしてた頃とは全く意味が違う。あの頃のやつもっかい見てぇー。
KanyeがTaylorのトロフィー穫ってなんか言ってたVMAとかどこいったん・・・。
それと心なしかブリトニーのときが一番盛り上がってたしインスタでも一番見かける。
今回のVMAは見終わったあと、けっこうぐったりした弟でした。